みなさんは名曲喫茶というものを知っていますか。
名曲喫茶(めいきょくきっさ)は、喫茶店やカフェの業態のひとつ。店内に設置した音響機器によりクラシック音楽のレコードを再生し、コーヒーや軽食とともに音楽鑑賞の場を客に提供するものを指す。
第二次世界大戦後に流行した事業形態らしく、1950年代頃はレコードが非常に高価で個人で購入するのが難しかったことから、こういうお店が増えたんだそうです。
今回ご紹介するのは渋谷という東京ど真ん中!みたいな場所にある名曲喫茶、ライオンです。

渋谷 百軒店にある老舗

名曲喫茶ライオンがあるのは渋谷の百軒店(ひゃっけんだな)の奥です。
ホテル街とかが近くにある結構ディープなエリアなので、フラッとお店を見つけるっていうのはなかなかできない場所笑

実は私も、連れて行ってもらってライオンを知ったんですよね〜


窓ガラスはあるんだけど全部中が見えないようになっていて、正直めちゃくちゃ入りにくいお店です。
全容がわからなすぎる。
こわい。
ホーンテッドマンションのような店内
店内は撮影禁止なので残念ながら写真はないんだけど、
薄暗くてめちゃくちゃ雰囲気があります。
私は初めて行った時、

なんだこれ!ホーンテッドマンションみたい!
と思いました笑
入るとすぐに、プログラム冊子をいただけます。

紙質もすごく上等で、めちゃくちゃ凝ってます。

店内ですごく大きなスピーカーでクラシックが流れてるんだけど、ちゃんと店員さんがMCみたいな感じで曲紹介をしてくれます。
このプログラムに沿って曲が流れてるんですね。

この日聞いた 交響詩 呪われた狩人、アイオリスの人々 ジン(魔神)、贖罪 というのがとても良かったです。不思議な音楽だった。
この喫茶店にいると、外界と隔絶されたような気持ちになるんですよね。
私語厳禁で、薄暗くて、ちょっと不気味(褒めてる)で、クラシックが流れていて…
ザ異世界。
すごく好きな場所なんです。
名曲喫茶ライオンを舞台に、エッセイを書きました
私にとってとても大切な場所である名曲喫茶ライオン。
この場所を舞台にエッセイを書き、寄稿させていただきました!(それいけダイマ!)

『エモセルシオールでエモーヒー』
19人の書き手による、「記憶に残る喫茶店」をテーマにしたエッセイ・アンソロジー。
目次
やーはち『1960年代の香港、2010年代の柏』
まーきゅん『ハノイの木』
鮎川 まき『specialなホットチョコレート』
岩永 ガウゲリ鉄太『トーテム・トーテム・トーテム 〜祖霊下戸アダムを偲ぶ〜』
奥村 祥 『シティーガール、最後の一杯』
古居 ケイ 『クリームソーダの日』
なか『心が晴れになる、本と休息喫茶』
いちら 『独りマクドナルド』
井口 可奈『ダンテがだいたいすべてだったころ』
ゆーしん『好きを集めたその先に』
あきや よしの 『Aesthetic シ いせき.』
オミソ・シルコ 『ラドリオとタナカシホ』
有野 優樹(ありの ひろき)『心を変えたお店たち』
ださ森 『コーヒーには本がよく似合う』
Sumi 『カフェで生きなおす』
じぇっきゃ『さよならボロネーゼ』
秋海 まり子『アイスハニーカフェ・オレMサイズ410円』
幸田 夢波『コーヒー1杯の異世界チケット』
栗原 望 『エモセルシオールでエモーヒー』
企画編集をして下ったやーはちさんの運営するたいやき書房さんでお買い求めいただけます〜!
“記憶に残る喫茶店”をテーマに19人で寄稿して書いたエッセイ。
コーヒーのお供にぜひ〜!
そしてこのZINEを読んだらぜひ名曲喫茶ライオンにも行ってみてください。
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!ただいま日本を大満喫中、声優ブロガーの幸田夢波ですっ