【ポルトガル】コインブラからバスで日帰り旅、ファティマへ

2024年10月現在1ユーロ=165円で計算しています。

ゆめは

やっほい!ただいまオーストリアのウィーンに長期滞在中!声優ブロガーの幸田夢波ですっ

今回はウィーンから飛行機で3時間半。ポルトガルに遊びにきました〜!

ポルトガル第二の都市、ポルトへ

そしてそこから鉄道で1時間半、コインブラへ

さらに今回はコインブラからバスでさらに1時間、ファティマに遊びに行きます!

(めっちゃ移動する人)

ファティマとは

コインブラからバスで1時間ほどで行くことが出来る宗教都市。

実はここでは「ファティマの奇跡」と呼ばれている奇跡の物語が語り継がれています。

ざっくりファティマの奇跡を要約すると…

かつてこのファティマは街と呼べるほど大きさではなく、野っ原、みたいな場所だったらしいんですね。

1916年春頃、ファティマに住む羊飼いのルシア、フランシスコ、ジャシンタら3人の子供の前に突然強い閃光とともに聖母マリアが現れたんだとか。

そして

「これから毎月13日にここに訪ねてくるように」

というお告げを聞いたそうです。

マリア様を見たという子供たちに村人たちは懐疑的で、13日に一緒にマリア様に会いに行ったけど、3人にはマリア様が見えるのに、周りの人には見えない。

そしてマリア様が「みんなに信じてもらえるよう、奇跡を起こします」と言う。

その奇跡とは、大嵐の天候を瞬く間に変える、というもの。

新聞は、太陽が空中を「ダンス」するように、またはジグザグに動いた、地上に向かって突き進んだ、色とりどりのまばゆい光を放ったというような、異常な太陽の活動を目撃したという人々の証言を発表した。これらの報告によると、この現象は約10分間続いた。

wikiより

そしてマリア様から3人の子供には預言が託されたそうです。

メッセージは大きく分けて3つ。

  • 死後の世界…地獄の様子を子供たちに見せた。傲慢や現世的な罪から回心しない限り、人は死後に地獄を経験すること。
  • 大戦争の終焉と勃発…この時代は第一次世界大戦の只中。その戦いは間も無く終わりを迎えるけれど、人々が生活を改め罪を悔い改めないならば、さらに大きな戦争によってたくさんの死者が出ること。
  • 秘密にしておくようにと言われた預言…子どもたちのなかで最年長だったルシアに秘密にするよう厳命したそうです。

こんな逸話が残っているのがファティマという街。

ゆめは

めっちゃ気になる

ちなみにルシア以外の2人はマリア様のお告げ通り、スペイン風邪で早めに亡くなってます。
ルシアは97歳まで生きたらしい。

大 往 生

バスかっこ笑い()

コインブラからバスで行けるファティマ。

前日にオンラインでバスのチケットを取りました。

片道6.85€(≒1130円)。やっすい。

コインブラのバスターミナル
水色のところがバスターミナル入り口
バスターミナル受付
バスターミナルカウンター

バスが10:45だったので、25分前の10:20にはバスステーションに着いて、

ゆめは

このチケットのバスはどの番号に着くの?

って聞いたら

スタッフ

3〜5番のどっかに着くよ〜!

って言われてワロタ。適当すぎやろw

コインブラバスターミナルの様子

アナウンスもポルトガル語のみだから分からん。

ほんで10:45の時間になっても来ない。

さすがやで。

バスターミナル内のコーヒー自販機
全然バス来ないから、もうコーヒー飲んじゃうもんね。

そこらへんにいる人捕まえて聞きまくったらやっとそれっぽいバスが来たことがわかった。

バス来た

10:45のバス、だがしかし。出発したのは11時過ぎ。

そいでヨーロッパあるある、予約してた席に知らない人のカバンあった。(席間違えてたっぽい)

バスはでっかいけど、結構揺れる。へなちょこ。

コインブラからのバス車内
バスはヘボくて結構揺れる
ファティマまで牧歌的な景色が続く

お昼ごはんにポケ

ポケ

着いたらもうお昼の時間だったのでポケ食べました。

ポケとは魚の『切身』を指し、魚介類を特定のタレに漬け込んだ料理を総称。ハワイの料理だけど、なぜかヨーロッパでよく見かける。魚が食べたい時はポケを探すと良い。

やっぱ生魚じゃよ。

餃子頼んだらバチバチに揚がってた

今回の旅は9泊10日の予定なので、血眼でお腹に優しい食事を探し、胃腸の平和を保つ最大の努力をします。

いったお店はRestaurante NorisushiFatima(Google Map

ファティマの奇跡を視覚的に理解!ワックスミュージアム

ファティマのワックスミュージアム
Wax Museum of Fátima

観光名所であるファティマ大聖堂に行く前に、ファティマの奇跡の全容を視覚的に理解できる博物館へ。ここ結構おすすめです。

チケット代は9.6€(≒1584円)

ジオラマが続く
ファティマの奇跡がシーンごとにジオラマで再現されている
ファティマの奇跡の主人公、三人の子供
説明がちょっと書かれてて分かりやすい。
子供達が初めてマリア様に会ったシーン
マリア様と初めて会った時。
投げ銭
いっぱい投げ銭されてて面白い。
信じてもらえない子供
最初は大人たちに信じてもらえなかったみたい

多くの人が嘘だ!と批判したりして、子供たちもかなり辛い思いをしたみたいです。

みんなを連れてった
他の人にも信じてもらえるように、みんなを連れてマリア様に会いに行った子供たち
ルシア以外の二人の子供は早死に
預言通り、ルシア意外の二人は短命。死んじゃった……
大往生のルシア
大往生のルシア

言語が分からなくても、ネットでファティマの奇跡の話を調べてざっくり読んで、このミュージアムに来たら深まると思います。

言葉の壁を越える見せ方で素晴らしい。

聖母ファティマ聖堂へ

しっかりとファティマの奇跡の全容を理解できたところで満を持してファティマ大聖堂へ。

聖母ファティマ大聖堂
だだっ広い

ヨーロッパの教会はかなり巡ってるけど、ここが一番、真剣にお祈りしている方が多かったです。

跪いたまま膝で歩いている敬虔な信者さんもいました。日本ではなかなか見られない光景。

マリア様が現れたファティマはカトリックの聖地で、多くの巡礼者が「この地に礼拝堂を建てよ」という聖母のお告げにより建てられたファティマ大聖堂を訪れているそうです。

大聖堂の中
聖堂内
子供たちのお墓
聖堂内に預言を聞いた子供たちのお墓が。

すごく印象的で、不思議な場所。行ってよかったです。

ろうそくを買える場所
大聖堂の横にはろうそくを購入できるところがある。
意外と安いろうそく
大きさの割に安い
ろうそく買った
買ってみた
ろうそく置くところ
ろうそくを立てるところ。他の教会とはスケールが違う。
ろうそく置くところ
ろうそくぐにゃぐにゃ
祈る
お祈りしてきました。
お土産ショップ
街中のお土産屋さんは結構充実してます。
お土産ショップ
宗教関連グッズが多い

帰りは行きに着いたバスステーションでチケットを買ってもう着いていたバスに飛び乗って帰りました。

帰りの車内

帰りは直前で買ったからか少し高くなって11.5€(≒1897円)

30分に1本くらいバスが出てるので、往復はそんなに困らないかと思います。

私は12時くらいにファティマに着いて、お昼食べて観光して14時半のバスでコインブラに戻りました!(割とさっくり観光)

コインブラからはすぐに行くことができるし、なかなか不思議な空気感でここでしか味わえないものがあるので、ファティマ観光もおすすめです〜

読んでくれてありがとうございました!

ではっ